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さいとう鍼灸治療室

大豆と黒豆の使い分け



大豆(黄大豆・きだいず)と黒豆(黒大豆・くろだいず)は女性ホルモンのエストロゲンに似た作用をする大豆イソフラボンを多く含むので、どちらも女性におすすめの食材です。しかし、薬膳では効くところが違います。上手に使い分けて、毎日の食生活に取り入れてみませんか?


大豆(黄大豆):

薬膳では「脾・大腸に効く」食材。「脾」は胃腸のこと。食欲、消化を高め、下痢などを改善してくれます。


黒豆(黒大豆):

薬膳では「脾・胃・腎に効く」食材。中医学では、「腎」は、泌尿器系に加えて生殖器系を含みます。ですから「腎のすこやかさ」は、成長、発育、生殖、老化に広く影響します。アンチエイジング対策にはこちらがおすすめ。「黒豆」「薬膳」などのキーワードでネット検索すると、「女性にやさしい」「アンチエイジング」のお惣菜レシピがたくさんヒットしますよ。

写真は黒豆茶。焙煎した黒豆にお湯を注ぎ、手軽にこまめに摂ることができます。お茶を飲んだ後の出がらしの黒豆もぜひ再利用してください。お米と一緒に炊けば、おいしい黒豆ごはんになります!






ちなみに、黒豆だけでなく、「黒い」食材(たとえば、黒ごまや黒きくらげなど)は女性の美容と健康をサポートしてくれるものが多いです。妊娠準備期、妊娠中、産後、更年期など、幅広い年代の女性におすすめです。

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