症例〔動悸〕
当治療室の症例の一部を紹介しています。
同じ病 名や症状であっても、効果には個人差があります。
*このページは2022年に追加作成しました。2021年後半以降の症例を掲載しています。
症例36 ほぼ毎日感じる動悸

症状: 1年4か月ほど前から動悸がある(コロナワクチン接種の後からだったと思う)。朝の通勤電車や就寝する時など、ほぼ毎日起こる。動悸がとても強い時は吐き気が起こることもある。血圧は正常範囲で、心電図も正常(アプリで測定)なので循環器科の受診はしていない。心療内科を受診するべきなのではと思うが、薬は使いたくない。動悸に鍼灸が有効という記事をインターネットで読んで、検索して当院へ来院された。 来院者:50代女性 期間:2024年1月~2024年1月 通院回数:2回 通院頻度:1週間に1回 施術と経過: 問診にて、動悸の他に、頭痛、メニエール、胃けいれん、など慢性的な症状を複数抱えているとうかがい、上半身に症状が集中しているという印象を受けた。肩こりの自覚も強く、肩だけでなく背中や鎖骨周りにまでコリ感があるという。動悸につながる部位に緊張があることを触診で確認し、それらの過緊張を解くことを目標とした。 まず、肩上部のコリに対して、腰のツボに鍼をした。 次に、背中にある強い緊張を改善するため、頭や肘のツボに鍼をした。 最後に、手や足の甲に鍼をしたのち確認すると、背中の硬さが緩んでいた。 2診目(6日後): この1週間は、ほぼ動悸を感じることなく過ごした。時々「いま動悸があったかな」とかすかに感じる程度だった。 動悸につながる緊張を再度調整しつつ、首肩こりのケアなどをした。 この2週間後に、動悸はその後も落ち着いているという経過をうかがった。 まとめ 肩や背中の過緊張は深い呼吸を妨げてしまうことがある。それらを緩める施術を行ったところ、1年以上感じていた動悸だったが、症状は早期に消失した。
症例21 背中に感じる動悸

来院者: 30代女性 期間:2023年3月~4月 通院回数:2回 通院頻度:1週間に1回 症状: 1年ほど前から、緊張したり、ストレスがかかったりする状況で、背中にドキドキするような拍動を感じることがある。その症状が、以前よりも「ちょっとしたこと」で起こるようになり不安を感じている。呼吸も浅いと感じる 。7年ほど前に、不整脈や呼吸の浅さを感じ内科を受診したことがある(治療の必要のない「期外収縮」によるものとの診断)。1年前に2年制の専門学校に入学し、資格試験に向けて勉強中の方。 施術と経過: 首肩、背中、おなかを中心に、体に触れて状態を確認した。また問診にて、「首の側面が痛くなることが時々あり、自分でさすっている」という情報を得た。深い呼吸ができるように体を調整する方針で施術をすすめた。 まず、手の甲と足の甲のツボに鍼をして、首の側面を緩めた。続いて、腰に鍼をして首の振り向く動作を改善。最後に、背中の「呼吸」に影響する部位を調整する目的で、肘に鍼をした。 2診目(2日後) 来院時「初回の施術後より、呼吸が深くなり背中の拍動もなくなっています」とのこと。前回と同じ方針で施術をする。 **2診目の2週間後、新学期に入ってからの体調を伺ったところ、呼吸も安定し動悸もなく過ごせているとのご様子を確認できた。 まとめ: 「首の横が痛くなることが時々ある」というお話がヒントになりました。呼吸改善のための調整点は体に複数ありますが、首まわりも重要なチェックポイントの一つです。呼吸が改善されたら、動悸も起らなくなくなりました。