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​びわの葉温灸

​びわの葉温灸とは

〔びわの葉の薬効〕

バラ科の常緑樹のびわの葉は、「肺・胃に作用する」「涼性」という性質をもった食材。

肺にこもった熱を冷まして咳を抑え、のどの渇きを解消してくれます。

「枇杷葉(びわよう)」という生薬名で、呼吸器の症状に対して処方されるいくつかの漢方薬にも含まれています。

また、胃にこもった熱を取り除き、嘔吐や吐き気を改善してくれます。江戸時代には、暑気払いのために、夏には枇杷葉湯(びわようとう)が飲まれていたそうです。

 

〔びわの葉を使って行う温灸〕

一方、びわの葉温灸は、「びわの葉風呂」「びわの葉湿布」などの外用によるびわ葉療法のひとつです。

皮膚に当てたびわの葉の上から点火した棒もぐさ(直径3cm)を押圧します。びわの葉を通して伝わってくるお灸の熱は「心地よい」とともに、体にずしんと入ってくる「力強さ」があります。(乾燥していない)生葉を使うことで、お灸の熱は「湿熱」として深部へ入ります。

体の浄化槽である肝臓・腎臓を中心にお灸をすることで、血液を浄化してゆくことが大きな特徴です。お灸の後には、体が軽くなり、疲れがとれ、深く眠れるようになること、などを実感されると思います。

びわの葉療法は、日本では主にがんに対する民間療法として知られていますが、効果が期待できる症状はそれだけではありません。からだの土台が整えられることで、慢性化している症状や現代医療でも難しい症状に変化をもたらすことも少なくありません。

​施術の様子

無理なくとれる姿勢で、施術いたします。

ひとつの治療点に数秒から数十秒あてながら、他の治療点に移動してゆきます。

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​穏やかな温熱刺激をつくるために

まず、皮膚の上に直接びわの葉をあてます。

その上にさらし(8枚重ね)と、温灸紙(びわの葉温灸用の燃えにくい紙。こちらも8枚重ね)をのせます。

その上から、火がついた棒もぐさを押し当てていきます。

びわの葉温灸の模式図.png

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​    ( 皮膚面 )

びわ灸 手元写真_edited.jpg

​びわの葉温灸はこのような方におすすめしています

✔  血液浄化をして体を整えたい(腎臓・肝臓を元気にする施術をします)

✔  体の冷えが強い。お悩みの症状は、体が冷えると重くなる。

✔  自然療法を体験したい

(びわの葉温灸は「灸療法」の一つであると同時に、植物を使って行う「自然療法」の一つです)-

​当院でのびわの葉温灸

施術時間の中で全身にびわの葉温灸をすることもできますが、当院では体幹部への施灸にほとんどの時間を費やします。血液の浄化のためにとても重要な肝臓・腎臓の働きを高めることを中心に行っています。びわの葉温灸で「免疫を高める」「体質を変える」には、繰り返しの施術が必要です。

速効性をもとめられる症状については、鍼灸施術を受けられることをおすすめします。

​これまでにびわの葉温灸を行った症状の例

・ 関節リウマチの痛みが軽減

・ 手術(開腹手術後に体力が大きく低下した、ほか)後の養生のために

・ 化学療法後に残る副作用に対して

・ 帯状疱疹後神経痛の痛みが軽減

・ 薬が苦手。体調低下を防ぐための定期メンテナンスとして

​びわの葉温灸をご自分でなさりたい方へ

慢性的な症状には定期的にびわの葉温灸を受けていただく必要がありますが、ご自宅でもなさっていただくようにおすすめしています。施術中にお灸のポイントをお伝えするようにしています。短い時間でもいいので、ぜひ行っていただきたいです。なお「びわの葉温灸教室(60分)」では、実際に棒もぐさを使っていただきながら、基本をお伝えしています。

さいとう鍼灸治療室

​〒244-0002

神奈川県横浜市戸塚区矢部町321

プロムナード矢部17-604

Tel 080-7037-1530

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◆土曜診療は月に2回です

◆日曜・祝日以外に休診する場合があります。

◆診療カレンダーで翌月までの休診予定をお知らせしています。

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