症例〔妊娠中の症状〕
当治療室の症例の一部を紹介しています。
同じ病名や症状であっても、効果には個人差があります。
*このページは2022年に追加作成しました。2021年後半以降の症例を掲載しています。
症例82 妊娠33週 第2子 逆子

来院者:20代女性 期間:2026年3月 通院回数:1回 症状: 30週、および32週の健診で逆子を指摘されている。ネット検索して逆子体操や足のツボへのお灸(台座灸)を行ってみた。しかし逆子体操ではお腹のはりが強くなってしまい、また台座灸をしても赤ちゃんが動く様子がみられなかったので、鍼灸院を検索し当院へ。 施術と経過: 逆子以外は、特に不調のない妊婦さん。来院時にお腹に触れてみたところ、張りもない。足の小指にある「逆子のツボ」にはお灸を、加えてお腹がさらにゆったりと緩むように、関連する足のツボ2か所に鍼をした。施術中、「赤ちゃんが動いた」。 ご自宅で行っているお灸(台座灸)について、より効果的に行えるようにアドバイスをした 。 3日後、「今日の健診(34週0日)で逆子が直っていました」とご連絡をいただいた。 まとめ: 「逆子体操をするとお腹が張ってしまう」という妊婦さんは多いが、鍼灸は楽な姿勢で受けることができるので、お腹が張るという心配はない。本症例のように、ご自身でできるお灸(台座灸)も取り入れることで、さらに積極的に対策を行うのが良いと思う。
症例76 妊娠29週 前かがみや歩く動作で痛む腰痛
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症状: 来院日の朝、起床時に腰がピキッときてから右腰の痛みが続いている。 来院者:30代女性 期間:2025年5月 通院回数:1回 施術と経過: 立位で痛む動作を確認したところ、(1)前かがみになったり、(2)右側に腰をひねったりする動作で、右の仙腸関節付近が痛むことを確認。また、(3)歩くときに右足を前に振り上げるときにも痛みが起こる。 側臥位で右の臀部のツボに鍼をしたところ、右に振り向く動作が痛みなくできるようになった。次に仰向けの姿勢で足の甲のツボに鍼をすると、足を上げる動作ができるようになった。さらに肩甲内縁にあるツボに鍼をしたところ、前かがみの動作が「だいぶ軽いです」。 まとめ 妊娠中の急性腰痛。本症例では臀部および背中の緊張を調整することで腰の動きを改善することができた。
症例75 妊娠5週 つわりによる吐き気と胃の不快感
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来院者:30代女性 期間:2024年11月~12月 通院回数:4回 通院頻度:1週間に1回 症状: 妊娠5週6日で来院。吐き気と胃の不快感が1週間前から起こっている。空腹時にも、何かを食べた時も、常にむかむかする。 施術と経過: 仰向けに寝ていただいた状態でおなかに触れると、みぞおちから胃のあたりまでの張りが強い。その部位を緩めるために、関連する手・膝・足のツボに鍼をした。そのまま少し時間をおくとお腹の緊張はゆるみ、「少しすっきりしてきました」。 2診目以降も、同様に施術を行ったところ、すっきりする感覚が得られた。 その後、別の症状で来院された時、つわりは16週に入った頃に落ち着いたと伺った。 まとめ つわりによる胃の不快感について、腹部の緊張を緩めることで胃のむかつきが軽減できた症例。施術後に胃がすっきりする状態が持続する期間はその時によって異なったが、およそ2~4日間であった。つわり自体は避けることができないものの、鍼施術によって少しでも軽減することで、辛い期間を乗り越えていただければと思う。
症例66 妊娠34週 第3子 逆子

来院者:30代女性 期間:2025年8月 通院回数:1回 症状: 28週の健診より逆子。逆子体操を行っているが頭位に直らない。産科に設置してあったパンフレットに逆子対策としてお灸が紹介されていたのを見て 、ネットで検索され、34週5日で当院に来院された。今回は第3子で最後の出産になるので、ぜひ経腟分娩をしたい。 施術と経過: 腰痛を伴う妊婦さん。腰に触れる自覚症状がある右腰の緊張が強い。その部位を緩めるために臀部にあるツボに鍼をした。足の小指にある「逆子のツボ」にはお灸を加えた。 翌日、「健診(34週6日)で逆子が直っていました」と、ご連絡をいただいた。 まとめ: 逆子のツボにお灸をすると、赤ちゃんの動きは活発になる。また、腰部に張りがある場合は緩めておくほうがおなかもゆったりする(それにより、赤ちゃんが回転しやすくなる)と考え、調整を加えている。
症例64 妊娠33週 第1子 逆子

来院者:40代女性 期間:2025年7月 通院回数:2回 通院頻度:1週間に1回 症状: 26週の健診よりずっと逆子。30週で産科にて逆子体操をすすめられ、32週では他の方法としてお灸をすすめられた。ネット検索して33週5日で来院された。 施術と経過: 普段からお腹の張りはないとのことで、この日も張りはなかった。赤ちゃんが動きやすくなるように足首のツボに鍼を、足指の逆子のツボにはお灸をした。 翌日より、ご自宅でも台座灸でお灸をしていただいた。 2診目(34週5日)も同様に施術。 2診目の5日後、「本日の健診(35週5日)で逆子が直っていました」と、ご連絡をいただいた。 まとめ: 32週まで同じ方向を向いていた赤ちゃんが、2回の施術後に頭位に直った。鍼灸をすると、赤ちゃんの動きは活発になる。
症例59 妊娠30週 逆子

来院者:30代女性 期間:2025年2月 通院回数:1回 症状: 28週および30週の健診で逆子と言われている。逆子は早いうちのほうが治りやすいと聞き、また逆子について鍼灸を受けたことがある友人より「お灸はよかった」と良い感想を聞き、鍼灸院を検索して来院された。逆子体操は、普段張りやすくなっているお腹が逆子体操をするともっと張りそうな気がするため、まだやっていない。慢性腰痛について妊娠前から整体を利用しているが、妊娠中なので施術を受けられていない。 施術と経過: 〔30週4日〕来院時はお腹の張りはない。お腹が張りにくくすることを目的にくるぶしのツボに、また腰痛の軽減のために足の脛にあるツボなどに鍼をした。足指にある「逆子のツボ」には お灸をした。 1週間後の検診(31週4日)で頭位に戻っていたと、後日連絡をいただいた。 まとめ: 逆子を直す施術では、逆子のツボにお灸をするとともに、それぞれの妊婦さんの状況に合わせてお腹が張りにくくなることをめざして施術を行う。腰痛も軽減しておくほうがお腹は緩みやすくなると考えている。