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​症例〔妊娠中の症状〕

当治療室の症例の一部を紹介しています。

同じ病名や症状であっても、効果には個人差があります。

*このページは2022年に追加作成しました。2021年後半以降の症例を掲載しています。​

​症例9 妊娠中の症状 つわりで動けず痛めた肩と腰

stffeness of the shoulder and backache because of morning sickness.jpg

来院者: 30代女性     期間:2022年8月  通院回数:1回  症状: 第2子妊娠中(16週)の妊婦さん。つわりが重く、寝たきりが続くにつれ(一時入院治療もあり)、左の首肩と腰に痛みがでてきた。また、10 日ほど前からつわりが軽快し、少しずつ起きて生活することができるようになったところ、長男にだっこをせがまれ、腰痛はさらに悪化した。 ​施術と経過: ずっと体の左側を下にしていたとのこと。首を右に倒す動作では左の首すじの広い範囲に強いツッパリ感がおこる。また、頭と首の境(左側)のあたりに、強い痛みを感じているポイントがあり、その部位の硬さを確認した。  腰は、椅子から立ち上がる動作や前かがみ動作で右より左腰が痛む。 手や足のツボに鍼をしたところ、左の首すじのツッパリ感が消失。頭と首の境にあった強い緊張もゆるみが見られた。臀部とふくらはぎにも強い緊張があり、側臥位でその部位に鍼をすると、左腰の痛みを感じることなく前かがみ動作ができるようになった。 ​まとめ: 同じ姿勢で寝ていたために、圧迫されていた肩と腰に痛みが起った。それぞれの緊張を起している原因点に鍼をすることで症状を解消することができた。

​症例25 妊娠31週 臍帯巻絡をともなう逆子

A 31-month-old unborn baby with the umbilical cord around its neck.jpg

来院者:40代女性 期間:2023年 8月~8月 通院回数:2回 通院頻度:1週間に2度 症状:28週より逆子と診断されており、31週に当院へ来院。第1子。自宅で逆子体操を行い、体操をすると胎児の動きが大きくなることを感じていたが、30週の検診でへその緒が胎児の首に巻きついている(臍帯巻絡)と分かってから、バタバタとお腹のなかで動く胎児の様子に「赤ちゃんが苦しいのではないか」 と不安になり、それ以来体操はしていない。 臍帯巻絡における逆子の鍼灸施術の安全性について、ご予約時に説明。また主治医からも鍼灸施術に対して同意を得られたので、施術を行った。 施術と経過: 側臥位(横向き)の姿勢で、下腿のツボ4つに鍼とお灸をした。内くるぶしの近くのツボには鍼と同時にお灸(間接灸)お灸を加えた。小指のツボには灸のみ(直接灸)を行った。 2診目(初診の5日後)も、同様に施術。 翌日より、ご自宅でもお灸を始められた。 **2診目の3日後の検診で頭位を確認 まとめ: 臍帯巻絡によって胎児の動きが制約される可能性はあるので、逆子が直る確率はそうでない場合と比べると少し小さくなってしまうかもしれない。しかし、胎児の動きの方向によって、臍帯がよりきつく絡まってしまえば胎児自身が苦しいと感じてさらにその方向へ動こうとはしないはずなので、鍼灸によるリスクはないと考えられる。患者様より「直る確率は低くてもリスクのない方法なら試してみたい」とのことで施術を行った結果、頭位に直った症例。

症例について

当治療室の症例の一部を紹介しています。

同じ症状名であっても、改善には個人差があります。

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