突発性難聴・耳鳴り
突然に片方の耳に発症する 聞こえの悪さや耳鳴り。
病院の治療で思うような回復がみられず 不安になっていませんか?
このようなことにお困りのあなたへ 鍼灸治療をおすすめします
✓ 耳につまり感、圧迫感がある
✓ 音が響いて聞こえる
✓ 聴力が改善しない、改善はしているが戻りきらない
✓ 聴力は戻ったけれど、耳鳴りが残る
✓ めまいがある
✓ 薬で治療中、でも回復のきざしがみられない
✓ 薬で治療中、回復できるのか不安
突発性難聴・耳鳴りの原因
難聴にはその部位によって伝音性難聴と感音性難聴に分けられます。
突発性難聴は内耳に原因がある、感音性難聴のひとつです。
突発性難聴は、突然に耳の聞こえが悪くなってしまったけれど、検査で原因がはっきりわからないとき(難聴を起す原因が他には見つからない時)につけられる病名。
内耳にある有毛細胞(外から入ってきた音を感じ取って脳に伝える部分)がなんらかの原因で傷ついたり壊れたりして起こると考えられています。
原因は不明ですが、有力な説として「ウイルス感染」「内耳循環障害」
などがあります
ウイルス感染:ヘルペスウイルスが内耳へ感染する
内耳循環障害:動脈強化や心身のストレスなどによって有毛細胞への血管が血流不足を起す
耳鳴りやめまいをともなう場合
内耳にあって聞こえを担当する「蝸牛」は、蝸牛神経へとつながっています。これまで聞こえていた音が急に聞こえなくなると、蝸牛神経が異常興奮を起こしてしまうことがあります。聞こえが悪くなってしまっているので感度を無理に上げようとします。それによって耳鳴りが起こります。だから聴力が回復すると耳鳴りも収まってくることが多いです。
内耳には聞こえを担当する「蝸牛」のほかに、平衡感覚を担当する「三半規管」と「前庭」があります。血流障害の影響が「蝸牛」だけでなく「三半規管」「前庭」までおよんでしまうと、めまい(回転性・不浮遊性)が起こります。
突発性難聴・耳鳴りの
一般的な治療法・対処法
--薬による治療
ステロイド〔内服または点滴〕(炎症を抑える)
血管拡張薬(血流を改善する)
ビタミン剤(末梢血管の状態を改善する)
抗ウイルス薬(ヘルペスウイルスに対して)
--対処法
心身のストレスが引き金になっていると考えられる場合は、ストレス緩和
突発性難聴・耳鳴りを
どのように鍼灸施術で改善するのか?
当院では、耳鼻科でお薬を処方されているけれど改善しないたくさんの突発性難聴・耳鳴りに施術をしています。次のような施術方針で行っています。
--耳の奥の状態を改善します
耳の奥の緊張を緩めることができるツボが体にはいくつもあります。
症状のあるところ(耳のすぐ近く)にハリをしても血流の改善はできますが、同時に緊張感もあたえてしまいます。むしろ耳から離れた手足のほうに高い効果が期待できるツボがあります。
患者様の体の状態を確認し、耳へ作用するツボの中から最適なツボを選んで施術をします。
--首や肩のコリを丁寧に取り除く
目や耳などの頭部に症状のある患者様では、首や肩のコリが強い方が多く、また、突発性難聴に特徴的なコリもあります。
耳の内耳へのアプローチと同様、首や肩のコリそのものに、ハリをすることはありません。原因点をゆるめることで、「耳に負担をかけてしまっている」肩こりを解消します。
--顎関節の状態を調整します
顎関節のコンディションは耳の状態に影響します。実際に、突発性難聴の患者様では、顎まわりの緊張が強い方が多いです。
耳鳴り・難聴の症例
症例17 突発性難聴 低いモーター音と水が流れる音
来院者: 50代女性 期間:2023年2月~3月 通院回数:6回 頻度:1週間に2回 症状: ご来院の2週間前に右耳に突発性難聴を発症。耳鼻科にてステロイドの点滴を受け、その後服薬治療(ステロイド、血管拡張剤など)を継続している。聴力検査にて聴力は80%まで回復しており、生活での不便はかなり減ってきている。耳鳴りも、静かな時に低いモーター音などが聞こえる程度まで改善。「突発性難聴は初期を過ぎると改善しないというので今のうちに(耳鼻科通院以外にも)できることはしておきたい」と、来院された。 施術と経過: 1診目 首、肩、背中に触れると右側(患側)に緊張の強い部分が複数ある。骨盤と足のツボを使いそれらの緊張を改善。次に、手足のツボで側頚部と顎関節を緩めた。置鍼(効果を高めるために鍼をすぐ抜かずにおくこと)している間に、「耳鳴りの音色が変わった」。施術後「右肩が軽い」。 2診目 前回の施術後、耳鼻科にて聴力は95%にまで改善。日常生活では「会話の中で相手に聞き返すことがなくなった」。1診目と同様の方針で施術。 **3診目の後、「聴力は生活に支障がない程度まで回復している」ので、耳鼻科の通院が終了になった(10日分の薬の追加処方あり) 4診目 テレビの音が「小さい音量でも聞こえるようになっている」。静かな時にはやはり耳鳴りがあるけれど、音が少し小さいと感じることもある。 6診目 聴こえの不便はない。ご本人より「静かな時の耳鳴りは残っているけれど、これくらいなら大丈夫そうなので様子をみたい」とのことで、施術を終了とした。 まとめ: 耳鼻科の通院と併用しながらの鍼灸施術。薬の効果もあったと考えられるが、施術中や施術直後に感じられた耳や首肩の変化から、ご本人より「鍼が効いたと思う」との感想をいただいた。「耳に影響を与える」首肩こりの改善をベースに施術を組み立てたところ、慢性的であった肩こりが初回の施術で大きく軽くなり、耳の状態に変化がみられた。
症例24 突発性難聴 耳のつまり感と低音域の聞こえにくさ
来院者:40代女性 期間:2023年7月 通院回数:2回 通院頻度 : 1週間に2回 症状: 左耳がつまっている感じが1週間ほど続いた後、スマホの発信音がいつもより低音に聴こえだしたため耳鼻科を受診。服薬治療を8日間(血流改善薬、のちにステロイドを追加)行ったが、症状は徐々に悪化。大きい病院へ転院したところ、すぐに1週間入院して高圧酸素療法を受けるように指示されたが、家庭の事情で入院ができない。 そのため通院で服薬治療をすることになり(加えて可能な日は通院で点滴もする)、この日もステロイドの点滴を受けた。しかし耳のつまり感には変化はない。その翌日に当院を受診(最初につまり感を感じてから約2週間後)。 「このつまり感がこのままずっと続いてしまうのはつらい」。 施術と経過: 首・肩・背中に触れると左耳のすぐ後ろに圧痛を感じるポイントがある。その部位の緊張を緩めるために臀部と足に鍼としたところ、「左耳のつまり感が半分くらいになった」。他にも患側(左側)には耳に影響する緊張がみられたので、手や腰のツボに鍼をして調整した。 2診目(5日後) 来院時、前回の施術中に10→5に減少したつまり感は「その後2~3に減少している」とのこと。それに伴い低い音の耳鳴りもだいぶ小さくなった(この間、服薬は継続)。スマホの発信音も以前の聴こえ方に近づいている。前回と同様の方針で施術をした。 **2診目の10日後、「聴力検査の結果も改善した。耳のつまり感や耳鳴りもほぼ完治している」。その後「たまにあった耳のつまり感もなくなった」と、経過をLINEで伺った。 まとめ: 突発性難聴では首肩こりを感じているケースが多いけれど、本件では自覚がありませんでした。しかし、そんな場合でも詳細に確認すると、ご本人が気づかない緊張点が見つかります。その部位を緩めた時に自覚症状(圧痛点の状態や耳のつまり感)の変化が見られたことから、服薬治療と併用ではありましたが、鍼灸施術の効果があったと考えられます。
突発性難聴、耳鳴り
低音障害型感音難聴で
鍼灸施術をご希望の方へ
--施術の効果に影響すること
◆重症度
◆発症からの施術開始までの期間
◆施術頻度
できるだけ良い状態にまで回復できるように施術をいたしますが、
改善には上記の影響が大きいです。
聞こえの神経は完全にダメージを受けると回復が難しいため、耳鼻科での服薬治療の開始と同様、鍼灸の場合でもできるだけ早く始められるほうが改善率が高くなります。
1か月以内であれば、改善が見込めます。
--耳鼻科での治療と併用できます
鍼灸では、内耳の循環を改善を目的とした施術をし、また耳のまわりに鍼をしないので、耳鼻科の治療と併用しても大丈夫です。
通院先よりオージオグラム(聴力図)をいただいている方は、お持ちください。
あなたのお悩みが改善できるように、
全力で施術いたします。
お問い合わせをお待ちしています。
さいとう鍼灸治療室
〒244-0002
神奈川県横浜市戸塚区矢部町321
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