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​症例〔頭痛〕

当治療室の症例の一部を紹介しています。

同じ病名や症状であっても、効果には個人差があります。

*このページは2022年に追加作成しました。2021年後半以降の症例を掲載しています。​

​症例15  検査で「異常がない」複数の症状 めまい、動悸、頭痛、頻尿

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来院者: 30代女性  期間:2022年10月~2023年1月  通院回数:11回 通院頻度:1週間~10日に1回  ​症状: 5か月ほど前から、めまい、動悸、頭痛がある。めまいはふわふわ感。閃輝暗転も起ったため、眼科と脳外科を受診するが検査では異常なし。頭痛は後頭部がズキズキ痛み、最近はすべての鞄に頭痛薬を入れている。加えて、10日ほどまえからの頻尿・残尿感・膀胱痛。泌尿器科での検査では異常なし(来院時は継続中の検査もあったが、のちに「異常なし」)。これらの症状は常時ではないが、「突然」「繰り返し」起こっている。動悸は頻尿やめまいに誘発されることが多い。 心療内科の受診を考えているが、できれば鍼灸で改善したい。当院のサイトで「自分の症状に近いものの改善例を見つけたので」と来院された。事務職で終日座位。肩こりも強い。 ​施術と経過: 首、肩、背中に深い緊張があり、また「鎖骨上部につかえ感がある」。お腹に触れると、冷えはないが、季肋部に固さがある。泌尿器科の検査で異常所見がないとのことから、頻尿については自律神経の乱れも考え、首肩やお腹にある緊張を解き、深い呼吸ができるようにすることを施術方針とした。施術には、手足や骨盤周りのツボを使った。 ​ 2~4診目 初診後より頭痛がない。鎖骨上部のつまり感が消失、みぞおちに軽いつまり感あり。鍼灸を受け始めてから、起床時に「深く眠れた感覚」がある。 5~6診目 頻尿がだいぶ軽い。気にならない日が週の半分以上。 7~9診目 頻尿には波があり、週に3~4日。少しぶり返している。ただし、動悸は誘発されない。この2か月、頭痛はなく鎮痛剤は不要。めまいもほぼなし。(この後、職場を退職された) 10~11診目 頻尿はほぼなく、不安感もない。他の症状もなく元気に過ごせている。 ​まとめ: 頻尿は施術によって改善傾向にあったものの、「不安にならない程度」まで落ち着いたのは、退職後の心身のゆとりができた環境によるところが大きい。しかし、「鍼灸を受け始めた早期から頭痛、めまい、動悸、肩こりなどが大きく軽くなり本当に楽になりました」とのお言葉をいただけたので、症例としてここに報告させていただくことにしました。

症例について

当治療室の症例の一部を紹介しています。

同じ症状名であっても、改善には個人差があります。

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