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さいとう鍼灸治療室

野草を活かそう!つくしとスギナ




3月後半に入り、桜の開花が気になり枝を見上げる人が多いこの頃。

地面の近くにも春の景色があります。つくしが顔を出しています。


私の場合、つくしの思い出と言えば佃煮です。

子供の頃、父と一緒に野原でとってきたつくしを、母が佃煮にしていました。

袴をひとつひとつ取り除くときに爪が真っ黒になるし、小学生の私はそもそも「佃煮」という料理があまり好きではありませんでした(子供はハンバーグのほうが好き!)。つくしの佃煮はちょっと苦みがあるところが春らしい。おいしいだけでなく、苦み成分は冬のあいだに体に貯めこんでいる老廃物を体から出して,「解毒」のはたらきもしてくれます。


つくしが枯れた後にはスギナがでてきます。つくしとスギナの姿は全然違います。でも、なんと!!同じ地下茎でつながっているのです。

つくしとスギナはそれぞれの役目を連携プレイで行っています。つくしは繁殖係。頭のところに胞子がたくさんつまっていて、暖かい日に胞子を飛ばします。一方、そのあとに伸びてくるスギナは養分補給係。緑の葉っぱで光合成を行います。


スギナのお茶は利尿効果があります。生の葉でも乾燥させた葉でも大丈夫です。自然食品店のお茶コーナーにも置かれています。草のような風味が楽しめるお茶です。

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