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さいとう鍼灸治療室

小指の捻挫とさといも湿布



先日はだしで室内を歩いていたら、足の小指をドア板のはじに思いっきりひっかけてしまいました。こんなことは初めてではなかったけれど、今回は今までにない激痛。ついに骨折?

赤く腫れてきた指の付け根(中足指節関節)をまず冷やすことに。


こんな「熱をもった腫れや痛み」には、すぐに「いも湿布」です。

「いも湿布」とは、さといもやじゃがいもでつくる手作り湿布のこと。

氷によるアイシングのようにガンガン冷やすことなく、余分な熱だけを気持ちよく吸いとってくれます。インドメタシンなどが含まれる湿布薬より治りが早いと感じます。この方法は、授乳中の乳腺炎などにも使えます。


〔準備するもの〕

木綿の布  :患部より大きめサイズに切っておく

さといも

(なければ、じゃがいもでもOK):皮ごとすりおろす

しょうが  : 皮ごとすりおろす

小麦粉

分量は、さといも(10):しょうが(1):小麦粉が(10)の割合で。


〔作り方〕

(1)材料をボウルにいれて、ヘラなどで混ぜてまとめる。

(2)広げた布に、(1)を5~10mmくらいの厚さでのばしたら、周囲を折って(1)を包む。

(3)患部にあててネット包帯などで固定。水分が外側に浸みてしまうと困る場合は、油紙などで防水処置をしておく。


〔経過〕

Day1: 

夕方に痛めた小指が、夜になって赤く腫れてきた。(家にさといもがなかったため)じゃがいも湿布を足にあてて、(ネット包帯がなかったので)靴下をはくことで固定して寝る。

Day2: 

朝にはだいぶ熱感が引いていたので、普通に歩いていたら、腫れがぶりかえした。さといも湿布を午後に1回、そして就寝時にもう1回。

Day3:

朝起きたら、腫れがひいていた。痛みもほぼ無し。もう大丈夫!


捻挫については、鍼灸でもできることがあります。けれど「いも湿布」のような、台所にある食材でできる応急処置は、知っているととても助けられます。

骨折の疑いがあるときは、もちろん整形外科に行って確認してくださいネ。


混ぜた材料を布の上にのばした状態





















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