今年も連日の猛暑となっています。
夏バテ対策になるおいしい飲み物をご紹介しますので、よかったらお試しくださいネ。
酸梅湯(さんめいたん)という、中国や台湾で飲まれている梅のジュースです。
材料は3つ。サンザシ、烏梅(うばい)、そしてはちみつです。
本場では、他に、甘草、陳皮、ハイビスカス・・・などを加えるいろいろなバリエーションがあるそうです。
漢方の国では、ひとつの飲み物に薬効をたくさん詰め混んでしまうのですね。さすが!
サンザシ:
バラ科の植物の実。胃もたれや消化不良に効果あり。中国では肉の消化を助けるために酢豚のたれに使われているそうです。また、「血のめぐり」を良くする働きもあり。
烏梅(うばい):
青梅を真っ黒になるまで燻製にしたもの。なるほど~。だから「カラスの梅」ですね。
サンザシ同様、梅も胃腸の働きを助けるので、消化を促進して食欲を増進させてくれます。
また体にうるおいを与えるので、汗をかいたときののどの渇きをいやします。
〔作り方〕
(1)サンザシ30gと烏梅1~2個を1リットルの水に浸して半日~1日おく。
(2)そのまま火にかける。沸騰したら弱火にして20分間煮出す。
(3)材料を取り出してから、残った液体に好みで甘味(はちみつ、黒糖、氷砂糖など)を加える。
(4)粗熱がとれたら、冷蔵庫で冷やす。
少し酸っぱくてスモーキーな梅のジュース。
高温多湿な日本の夏にもぴったりです。
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