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​症例〔生理痛・生理不順〕

当治療室の症例の一部を紹介しています。

同じ病名や症状であっても、効果には個人差があります。

*このページは2022年に追加作成しました。2021年後半以降の症例を掲載しています。​

​症例35 生理が来ない

Case35 menstrual problem.png

症状: 2か月半前の生理を最後に生理が来ていない。2年前にも突然生理が来なくなったことがあり、その時は婦人科で処方されたピルで生理は再開したが、吐き気や頭痛などの副作用がつらく1年ほどで服用をやめた。ピルをやめてもしばらく生理はきちんと来ていたが、また止まってしまった。産婦人科に行けばまたピル処方になり、副作用がつらい。他の解決法として鍼灸を考えた。 来院者:20代女性 期間:2023年12月~2024年1月 通院回数:2回 通院頻度:1週間に1回   施術と経過: 頭痛や胃痛に対して、痛み止めを服用することが多く、またむくみもつらいとのこと。 頭痛は肩こりから起こりやすいとのことなので、確認すると肩上部や肩甲間部に強い緊張が見つかった。臀部やふくらはぎのツボでそれらを緩めた。 胃薬は疲れた時などのきりきりした胃の痛みで使用されているが、痛みのほかにガスがたまってつらい時もある。ガスでお腹がもりあがることもあり、げっぷやおならがでる。 おなかに触れると、みぞおちや季肋部に固くつまった感じと冷えがある。改善するため、対応する手や足のツボに鍼をした。 2診目 「初診の2日後に体のむくみが減ったのを感じ、その後生理が来た」とのこと。 前回と同じ方針で施術をした。生理の安定を目的に、これ以降も施術を継続する予定。 まとめ 問診にて頭痛薬や胃薬を頻繁に使用しているとの情報を得たので、その症状に注目しながら全体観察を行った。ホルモンバランスの乱れによると言われる生理不順だが、体に現れている症状を調整することによって改善することができた。

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