5~6月はびわの収穫期。今まさに、びわの木がたくさんのオレンジ色の実をつけています。いつも歩いている風景の中に「ここにもびわの木があったんだー」と気づく方も多いのでは?
温灸に使用するびわの葉は、びわ農家さんや温灸用もぐさを販売している業者さんなどから購入することができます。生産量の多い長崎県や千葉県などから取り寄せることもできます。
一方で、「心土不二(しんどふじ)」という考えもあります。食養における「命と健康をその土地でとれた食べ物によって育む」という考えです。びわの葉温灸の際、生葉は直接肌に触れるもの。ご自分で温灸をされるなら、お住いの地域の気候で育ったものを使っていただくのが良いのではないでしょうか。
なお、びわの葉は冷蔵庫で上手に保管すれば1か月以上使うことができますが、せっかくの自然のパワーを何日も冷蔵庫に閉じ込めておきたくありません。そんな点からも、ご自宅やご近所にびわの木があり、そこから少しずついただけるのがいいですね。
ご自分でびわの葉を採取される方へ。なるべく「濃い緑色で厚みがある葉」を選んでみてくださいね。木に負担を与えないように、かならず使う分だけ採りましょう。そして「ありがとう」の気持ちを忘れずに。
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