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  • さいとう鍼灸治療室

分子栄養学

1月31日は掌友会(母校東京衛生学園の同窓会)主催の講演会がZOOM配信にて行われました。内容は、在学中に経絡経穴概論(ツボの授業)を教えていただいた島田力(しまだつとむ)先生による「鍼灸師が分子栄養学を学ぶべき5つの理由」。カロリーは十分だけど質的栄養失調状態にある日本人は多く、分子栄養学を取り入れた食事指導が患者さんの症状の予防や再発防止にとって役立つ、という内容。生理学的機序に加え、東洋医学と重なる部分を独特の視点で解説してくださいました。


分子整合栄養学は、「多くの疾患は体内の分子が本来あるべき正常な状態でなくなっている状態。だから正常になるように栄養素を加える」というものだそうです。つまり、不足している栄養素は血液検査で確認し、食事やサプリで補充するということですね。


食事が患者さんの症状に与える影響って本当に大きい・・・、と私も日頃感じています。薬膳や自然食の視点で考えると、栄養は食物からとるのが自然な方法なので、分子栄養学は(人工的に作られた)サプリに「頼る」イメージもあるのですが、体調を改善させるには、鍼灸を含めた治療だけでなく体に取り入れる栄養素がとても大事という点は同じ。


また、「(サプリを飲んでいるけど)効いているかわからない」という人も多いという現実にふれて示された「サプリが効かない理由」の一つには「胃腸が弱い場合」というのがありました。胃腸は薬膳でも五臓(肝心脾肺腎)のなかで最も大事な臓器です。(「脾」が胃腸に相当)。気血水という東洋医学をベースに考えようが、分子栄養学という現代医学をベースに考えようが、やっぱり消化吸収する臓器が大事。鍼灸で胃腸を整えましょう!


写真は我が家の畑で育ったにんじんたち。

ジュースやスープにして、毎日おいしく消費中。