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  • さいとう鍼灸治療室

エクオール検査

エクオールは、大豆イソフラボンから腸内細菌によってつくられる代謝産物のひとつ。女性ホルモン「エストロゲン」と分子構造がとてもよく似ているため、エストロゲン受容体に作用し、女性ホルモンのような働きをしてくれます。


女性鍼灸師フォーラム第58回学習会「更年期障害の最新治療と鍼灸師が連携する際の要点」(2021,2,4)にて、善方裕美先生もエクオールを更年期対策のサプリメントのひとつとして説明されていました。エクオールの存在が注目される以前に、「大豆イソフラボンによって更年期症状が軽減されるかどうか」についての実験が多く行われていたそうです。ところが、大豆イソフラボンによって更年期症状が「軽減された」という結果と「軽減されなかった」という結果の両方が多数報告されたためさらに研究が進められ、発見されたのがエクオール。分かったことは、大豆食品に含まれるイソフラボン自体に効果があるのではなく、その代謝産物のエクオールに効果があったということ。つまり、イソフラボンからエクオールを産出する菌を腸内に持っていない人は、更年期症状に対する大豆パワーを受けられないのです。


女性ホルモンの低下は、ホットフラッシュだけでなく骨密度の低下、しわの増加をはじめ様々な症状を引き起こします。これらの症状を軽減してくれるエクオールを作れるかどうかを簡単に調べることができることや、作れない人でもサプリメントで補えるようになっている状況はすばらしことです。インターネットで検査キットを購入することができ、尿サンプルを検査会社に送ってから1週間くらいで結果が届きます。(私は「作れない人」でした・・・。残念!)


ちなみに、同じ人でもエクオールを作れるようになったり、作れなくなったり・・と変化することがあるそうです。検査を行っている会社の統計によると、大豆食品を頻繁に食べる人のほうが、腸内のエクオール産生菌が多いとのこと。大豆は日本が誇るすばらしい植物性タンパク質でもあります。今あなたがエクオールを作れても作れていなくても、豆腐、納豆、豆乳、みそ汁など・・・、毎日少しずつ摂りたいものです。